『ベンザブロックL』をレジに持ってきたお客様に症状を尋ねてみると、ご主人が4日ほど前に38度の熱を出し、その時には『ルルアタックEX』を服用したという。
そして今は、喉の痛みが続き微熱がある模様。
で、そのご主人本人も一緒に来店してるのに、何故か我関せずで他の棚をウロウロしていて、私が症状を尋ねては奥さんが訊きに行くというのを繰り返し、結局は喉の痛み方とか他に出ている症状は無いのか、疲労感はといった現状を確認できないまま購入して頂くことになった。
食欲はあるようだというお話だったので奥さんには、食欲は風邪を治すエネルギーが欲しくて脳が指令しているだけで、胃腸の方は疲弊している可能性があるため、食欲に任せて食べさせないようにお話した。
でも、なんなんだろうね、こういう男性。
今回だけじゃなくて、結構あるんだよねぇ。
夫婦で一緒に買物に来ていて、奥さんが薬を買うから患者本人かと思ったら違うっていうパターン。
症状の受け答えも、本人が答えずに奥さんがするの。
なんだか、小児科の診察室のような光景……(;´・ω・)
鼻づまりと喉の痛みを訴えるお客様、熱は無いようで風邪ではない可能性があるが、本人の弁によると「いつも熱は出ないんだ」とのこと。
上半身を冷やす『銀翹散』を勧めたいところだったけど、お話にあまり時間が取れなそうにセカセカしていて、現代薬を望まれているようでもあったため、『新コンタックかぜEX』を案内して、お買い上げ頂いた。
事情はあるだろうけど、できれば落ち着いて検討する時間は欲しいところ。
お客様がレジで絆創膏を購入するさいに、「これ、霜焼けですよね?」と手を差し出してきた。
見てみると、霜焼けだけではなく薄皮がめくれて血が滲んでおり、化膿しそうに思えたため化膿止めを使うように勧めた。
また、手が蒼黒くなっていたため、内服薬も検討するようにお話したら、そそくさと帰られてしまった。
手を見せられた時にはもうお会計は済んでいたものの、売りつけられると思ったのかも……。
そりゃ確かに、内服薬に『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介したいと思ったけど、保険の適用薬だから病院で処方してもらえることも説明するつもりだったんだがなぁ。
ハァ、やるせない気持ち(;´д`)=3
やや高齢のお客様がいらして、指の関節にフェルビナクのパップ剤を使っており、同じ物をと頼まれた。
『ホームパスFRテープV』を案内したところ、ご主人が病院で処方されている外用消炎剤らしき塗り薬が自宅にあり、併用して良いか尋ねられた。
しかし、塗り薬の正体が分からないし、消炎剤を塗ったところにパップ剤を貼るのも意味が無いので使わないようにお話して、できれば改めてその薬を持ってきて相談して下さいと伝えた。
そもそもお客様の病状も、痛風らしいのだけれど、いまいちハッキリしなかった。
そのまま『ホームパスFRテープV』を売ってしまったものの、なんだか釈然としない。
陰々鬱々とするのは、自分のメンタルの弱さのせいか(´・ω・`)