喉が痛いと、お客様が来店。
3日以上前からだそうで、喉が狭くなっている感じがするというお話からすると、扁桃腺炎だろう。
薬は何も服用しておらず、特に普段から決めている薬も無いというお話から、まずは喉の痛みを集めた棚を案内。
すると、『駆風解毒湯』に興味を示されたため、勧めたうえで比較として『ペラックT』も紹介し、『駆風解毒湯』を購入して頂いた。
扁桃腺炎がウイルスによるものだとすれば、体温を上げて免疫力を高めるのが有効なので、お風呂に長めに入るよう提案したら、運動して体を温めて良いか質問された。
運動嫌いな私からしたら、その発想は無かった……(;・∀・)
いやいやいやいや、エネルギーを消費するから駄目ですよん。
それに昔から「頭寒足熱」と言いまして、頭の方は冷やしつつ、温めたいのは下半身の方なので。
お客様から、中学生の娘さんの鼻炎の相談を受けた。
主訴は鼻水らしいのだけれど、鼻水の状態を尋ねたら分からない模様。
花粉症などのアレルギー症状と風邪の見分け方の一つとして、放っておくと垂れてくるような透明な鼻水はアレルギー症状、やや塊になっていたり色が付いていると風邪というのがあるので、これが分からないと困るんである。
しかも、頭重感や悪寒、喉の痛みといった、その他の症状についても全く分からないそう。
一方で、詳しく訊いていくうちに、昨日『ストナジェルサイナスS』を服用させ、それを使い切ったため何か薬をと思って来店したことが分かった。
あうっ、それは重要な情報なので先に出して下さい。
しかし、それが効いたかどうかは分らないというお答え。
………あのぅ、無駄な買い物をさせてしまうと無駄なので、本人に連絡をしてみるというのは、いかがでしょうか(^_^;)?
そう提案して電話をして頂いたところ、学校から帰る途中で近くまで来ているというので来店して頂くことになった。
いや、ホント、本人にカウンセリングしたって薬がドンピシャで適応するかはギャンブルみたいなもんなんで、当たる確率を上げるくらいの事しかできなんですよ。
しばらく待って本人が来店し現在の症状を確認すると、鼻水の他に声嗄れがあり、でも喉の痛みは無く、『ストナジェルサイナスS』については効いた感じがしないそう。
ふむふむ、これは本人に確認しておいて正解だったかも。
それから、明日はテストがありるというお話から、眠くなりにくく勉強の妨げにならない『葛根湯加川きゅう辛夷』を案内した。
『葛根湯加川きゅう辛夷』なら、鼻炎で治まらず風邪に移行した場合にも対応できることを説明して。
それから、鼻水は体内が冷えている可能性があるため、養生として積極的に体を温めるよう勧めた。
具体的には、水分の補給も温かい物を飲み、お風呂には長く入り、部屋を温めるのではなく厚着をして自身の体から熱を逃がさないようにする。
『葛根湯加川きゅう辛夷』のお会計をする時に、レジの前に展示していた受験対策用の漢方薬の中で『半夏厚朴湯』に興味を持ってもらえた。
『半夏厚朴湯』は、人前でスピーチをする時とか、面接を受ける時とか、緊張してしまうような場面でのリラックスに使えるので、受験期にお試し下さい(*´∀`*)