明日は『第15回JAPANドラッグストアーショー』に参加するのに休むため、今日は1日10時間を1人勤務。
3人でシフトを回してるもんだから、1日休むだけでも大変なのだ。
この状態、いつまで続くんだろう……。
鎮痛剤の棚でしばらく迷っている様子だったお客様が、『バファリンプレミアム』を選んでレジに持ってきたため、念のため『バファリンA』とは内容が全く異なることを伝えると、「えっ!?」と驚かれた。
違う内容なのに同じブランド名を付けるメーカーも、どうかと思う。
ブランド名で選ぶ人がいるからという、販売戦略上の理由なんだろうけど。
今回のお客様は、いつもは『ロキソニン』を使っているというお話だったので、『バファリンA』よりは『バファリンプレミアム』の方が向いてるように思われたので、そのまま購入して頂くことに。
ただ、初めて服用する鎮痛剤は用量の少ない物から試したほうが良いですよと勧めた。
花粉症で鼻水が出て目が痒いということにより、お客様が来店。
いつもは病院で薬を処方してもらっているものの、昨日から急に発症したとのこと。
眠くなりにくい物との希望でしたので、メキタジンの『ロートアルガード鼻炎内服薬Z2』を案内して、試して頂くことになった。
ただ、今まで市販薬を使ったことが無いそうなので、効きめは成分との相性に左右されるため、今の症状とは別に不快な感じがあった時には服用を中止するようお話した。
本当は、「良く効きますよ」と言ってプラシーボ効果を高めたいところなんだけど、安全性を優先。
よく誤解されるのは、副作用は「悪い効果」だと思われること。
でも実際は、副作用を目的に薬を使うこともある。
例えば、痒み止めのジフェンヒドラミンは副作用で眠気を催すため、その眠くなる効果を利用し睡眠補助剤として使うとか。
心臓の血流を拡張する効果を利用して、勃起改善薬として使うバイアグラとか。
だから副作用というのは、ある意味現れて当然なため、目的以外の効果の方が強く出た場合に対して警戒が常に必要ということでもある。
今回は目薬も希望されたため、とりあえず成分の種類の少ない『ロートアルガード』のシリーズを案内した。
万一、副作用があった時に問題の切り分けがしやすいので。
今回は、清涼感が欲しいというリクエストに、『ロートアルガードクールEX』を紹介して『ロートアルガード鼻炎内服薬Z2』と一緒に購入して頂いた。
会計時に漢方薬のことをお話したところ、興味を示されたので症状を改めて確認すると主に鼻水である一方、鼻づまりにもなるということから、『葛根湯加川きゅう辛夷』を紹介した。
私としては漢方薬を最初に紹介したいところなんだけど、まだまだ世間の認知度は低く、現代薬を求められることが多いもので、こういう回り道をすることに。
とりあえず今回は漢方薬は見送りとなったけど、養生としてお風呂に長く入って積極的に温かい物を飲み、体を冷やしやすい夏野菜を避けるように伝えた。